ブリンケン米国務長官「北朝鮮に追加制裁・外交的インセンティブ」

米国バイデン政府が朝鮮半島非核化のための方案として追加の対北朝鮮制裁と外交的インセンティブを同時に取り出した。「アメとムチ」の戦略とみられる。

追加の北朝鮮制裁、及び外交的インセンティブが具体的にどんなものなのかについては言及されなかった。

ブリンケン米国務長官は1日（現地時間）に報道されたNBCニュースとのインタビューで、「北朝鮮が核保有国として認められるべきか」との質問に、バイデン大統領は朝鮮半島非核化のための最も効果的な方法を決定するため、米国の政策を全般的に検討する予定だと明らかにした。

ブリンケン長官はその上で、追加制裁は朝鮮半島非核化のための方案として、米国の同盟国らと共助し使用することができると述べた。また、別の手段としては不特定多数のための外交的インセンティブがあると言及した。

ブリンケン長官が言及した朝鮮半島非核化の方案は、近いうちに行われると予想されている米韓首脳間の通話で論題に上がるものとみられる。

また、ロシアの野党指導者ナワリヌイ氏の収監をきっかけにした米国とロシア間の葛藤も強まっている。

ブリンケン長官は今回のインタビューで、ロシアの野党指導者ナワリヌイ氏の釈放を求めるデモを強攻鎮圧したロシア当局を非難した。そして米国はロシアに対する「可能な対応」を検討中だと明らかにした。