血液保有量に危険信号、コロナで献血者減少か=韓国(画像提供:wowkorea)
血液保有量に危険信号、コロナで献血者減少か=韓国(画像提供:wowkorea)
献血をしに来る人が大幅に減り、2019年と比較して昨年だけで20%は減少した。

29日午前、ソウルのトンジャク区(銅雀区)にある献血ルームは、普段より訪問客が減った様子だった。採血用ベッドが2階に5台、3階に5台あったが、使われていたベッドは2階にある2台だけだった。

ヨンドゥンポ(永登浦)駅の献血ルームも同様だった。 採血用ベッドが1階に6台、2階に3台置かれているが、3台だけが使われていた。

献血ルームの職員らは、「新型コロナで2020年1年間の献血量が減少した」と話す。 銅雀区の献血ルームは、2020年は前年対比20%ぐらい減少した。永登浦駅の献血ルームも2019年には1日平均57人が訪問したが、今年1月には42人程度しか訪問していないという。 韓国の2020年の献血者も2019年に比べて17万9000人あまり減少した。

献血ルームの関係者は、社会的距離の確保が2.5段階なのになぜ献血ルームを開くのか、という電話が多いという。

また「2か月に1回来ていた方が半年ぶりに来ていたので尋ねたところ、コロナ感染が心配だったから」と話したという。

大韓赤十字社血液管理本部は先月16日、血液保有量が2.8日分に減少したと発表している。 適正な血液保有量である5日分の60%を下回る水準だ。 血液管理本部は血液需給危機段階を5日分未満なら「関心」、3日分未満なら「注意」、2日分未満なら「警戒」、1日分未満なら「深刻」に区分する。

保健福祉部が案内メールを送った後、献血者が再び増え、血液保有量は4.1日分(1月28日0時基準)に回復したが、まだ適正保有量には達していない。

これを受け、旧正月連休の献血者には贈呈品を追加したり、手指消毒剤など生活防疫用品をプレゼントする計画も出ている。

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