韓国カンナム区、累計60人近くの「職場での集団感染」(画像提供:wowkorea)
韓国カンナム区、累計60人近くの「職場での集団感染」(画像提供:wowkorea)
最近会社員が密集する韓国ソウル市のカンナムで「職場での集団感染」3件が相次いで発生し、防疫当局が神経を尖らせている。

今月に入って病院、老人ホーム、福祉施設などの高齢者の多い施設を中心に散発的に集団感染が発生しているのとは異なり、若年層が多い職場での発生であるためだ。

今回集団感染が発生した職場の一つでは、感染者は計32人にも上った。全体のスタッフ(81人)の39.5%がコロナにかかったのだ。

この会社は、金融商品を通信販売している所で、従業員は寄宿生活をしていたことが分かった。従業員のほとんどは20〜30代の若年層であった。

業務の特性上、飛沫感染が発生しやすい環境である上に、典型的な「3密」(密接・密閉・密集)構造まで重なり、スタッフの約40%がコロナにかかったとみられる。

ソウル市の関係者は、「この職場は電話で商品販売している企業であり、業務の特性上飛沫が多く発生し、従業員の大半がお弁当の出前を取って各自の席で食べていたことが分かった」とし「一部の従業員は、共同施設で一緒に寝泊りし非常に密接な関わりがあったことが分かった」と述べた。

ソウルでの1日あたりの新規感染者が緩やかな減少傾向を見せている中、カンナム区で「職場発」の集団感染が相次いで発生しているわけだ。

江南区の関係者は、「若年層の場合、活動量が多いため感染が広がっているようだ」とし「カンナム区は感染が確認された場合は人材を最大限に動員し、その日中に検査を終えることを基本原則としているが、これが功を奏し被害を最小限に抑えることができたようだ」と述べた。
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