テジョン(大田)高裁はこの日午前、殺人・特殊傷害・常習児童虐待などの容疑で起訴された義母A被告(41)に対する控訴審判決を言い渡す予定だ。
A被告は大田地裁が審理した1審裁判で懲役22年の実刑が言い渡されたが、量刑不当などを理由に控訴した。
これを前に昨年、韓国で義母が9歳男児を鞄に7時間閉じ込め、死亡する事件が発生した。
2020年6月4日、警察と順天郷病院などによると、9歳の男児が去る3日午後6時30分ごろ、心肺停止および多臓器不全により死亡した。
男児は2020年6月1日午後7時25分ごろ、チョンアン(天安)のアパートで7時間以上もの間、旅行用鞄の中に閉じ込められ、心肺停止で病院に運ばれた。その後、意識が戻らず死亡が確認された。
義母は男児に対して鞄に入るよう命じ、自身は外出したという。旅行用鞄の大きさは横50センチ・縦70センチほどだった。3時間後、帰宅した義母は鞄内で男児が失禁しているのを見ると、再び44センチ・60センチの大きさに鞄に入れ替えたことがわかった。
警察の聴取で義母は「ゲーム機を壊したのに『壊していない』とうそをついたため、教育のために鞄に閉じ込めた」と供述していた。
男児は、同年5月にも頭を負傷し病院で治療を受けていたという。当時、男児の目と手などにも傷跡があったため、児童虐待の疑いで通報を受け、児童保護専門機関が義母をモニタリングしていた。義母は男児の負傷について「自分がやったのに間違いはない」と認めていた。
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