サムスン電子副会長、獄中から役職員に向けてメッセージ「必ず新しいサムスンを作る」(画像提供:wowkorea)
サムスン電子副会長、獄中から役職員に向けてメッセージ「必ず新しいサムスンを作る」(画像提供:wowkorea)
サムスン電子のイ・ジェヨン副会長は26日、拘束直後役職員らに向けた最初の獄中メッセージを通じて「私の未熟さのせいで再びご心配をおかけして申し訳ない」とし「皆さんと一緒に必ず新しいサムスンを作る」と述べた。

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 また、イ副会長は「ここ数年間、サムスンは内外で困難な事情があったが、すでに国民に与えた約束は必ず守らなければならない」と強調した。

 イ副会長はこの日午前、同社代表取締役名義で伝えたメッセージを通じ、「大変な負担をおかけしてしまい、従業員に申し訳ない」と述べた。イ副会長は「皆さんは黙々と働きながら、サムスンをしっかり守ってくださった」とし「深く感謝する」と伝えた。

 続けて「今後も揺らぐことなく、心を一つにしてくださることをお願いする」とし「私が置かれた状況と関係なく、サムスンは進むべき道をずっと進まなければならない」と述べた。

 また「すでに国民にした約束は必ず守らなければならない」とし「投資と雇用創出という企業の本分にも忠実でなければならない」と強調した。

 さらに、社会的責任を果たすサムスンに生まれ変わらなければならないとし、イ副会長は「私はもっと自粛しながら、謙虚に自らを省察する」と伝えた。

 最後に、イ副会長は「今の時間が決して無駄にならないようにする」とし「皆さんと一緒に、必ず新しいサムスンを作る」と述べた。

 この日のイ副会長の立場は、今月18日の差し戻し控訴審で懲役2年6か月の実刑を言い渡され法廷拘束されて以来、2回目の獄中メッセージだ。

 今月21日に弁護人を通じて伝えられたメッセージが遵法監視委員会の活動に対する支援を約束したものだとすれば、今回のメッセージは国内外の30万人に達するサムスン電子の役職員に伝えるサムスントップとしての立場と見ることができる。

 同日のイ副会長のメッセージ前日、最高裁への再上告を諦めて刑が確定した状況の中で出たものであるため、さらに注目を集めている。

 イ副会長は2017年2月から2018年2月まで353日間の拘束期間を除いた約1年6か月間の刑期を満たさなければならない。予定通りなら、イ副会長の予想出所時期は2022年7月と見られる。

 このため、財界ではイ副会長が本人の実刑が確定した状況で、トップ不在で不安を感じる役職員をなだめて、組織を立て直すための目的で獄中メッセージを伝えたものと分析している。

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