文在寅 韓国大統領は、バイデン米大統領と出来るだけ早く米韓首脳会談を実施させようとしている(画像提供:wowkorea)
文在寅 韓国大統領は、バイデン米大統領と出来るだけ早く米韓首脳会談を実施させようとしている(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、ジョー・バイデン米国大統領と出来るだけ早く米韓首脳会談を実施し、“朝鮮半島平和プロセス”の土台を築く方針である。

今日(25日)青瓦台(韓国大統領府)によると、文大統領は近いうちにバイデン大統領と首脳間の電話会談をする予定である。去る23日 ソ・ウク(徐旭)国防相など外交安保ラインも次々と米国側と通話協議をし、接触に乗り出した。

文大統領は電話会談につづき、バイデン大統領との直接の会談も速やかに推進する予定である。

任期が来年5月に終わる文大統領にとって、朝鮮半島平和プロセスを推進できる時間は多く残ってはいない。来年が大統領選の政局になる点を踏まえると、事実上 今年が最後の機会となり得る。

ただ バイデン米政権が今月発足したことから、文大統領が急いだとしても展開が加速する状況ではない。このことから 朝鮮半島平和プロセスの具体的な成果よりかは、次期政権が朝鮮半島の平和体制と非核化協議へとつなげていけるよう、「橋渡し」の役割をするのが目標となるものとみられる。

このため バイデン政権がドナルド・トランプ前政権の対北政策を再検討し、新たな戦略を立てる過程において、朝鮮半島平和プロセスが発展的に継承されるよう、説得作業をしていくことも重要である。また 再検討および新たな戦略樹立に所要される時間を減らし、早期に対話に乗り出すようにすることも課題である。

文大統領は“シンガポール宣言”で合意された「体制安定の保障と非核化」などの原則を具体化させることを目標としている。2018年6月のシンガポール米朝首脳会談など2度の米朝首脳会談と3度の南北首脳会談実現に決定的な役割をしたチョン・ウィヨン(鄭義溶)前大統領外交安保特別補佐官を 文大統領が外相に立てたことも、このためだとみられる。

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