慰安婦被害者の胸像(資料写真)=(聯合ニュース)
慰安婦被害者の胸像(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁が日本政府に旧日本軍の慰安婦被害者への賠償を命じた今月8日の判決が、23日午前0時に確定する見通しだ。

 民事訴訟法によると、一審の判決を不服とする場合は判決文の送達を受けた日から2週間以内に控訴することになっている。

 同地裁は判決当日の8日、インターネット上などに掲示することで日本政府が判決文を受け取ったとみなす「公示送達」の手続きを取っており、9日に効力が発生した。日本政府が控訴しなければ23日に判決が確定する。

 日本政府側は、裁判所が他国を訴訟の当事者として裁判を行うことはできないとする国際法上の原則「主権免除」を主張し、訴訟の却下を求めていたため、控訴しない方針という。

 ソウル中央地裁は8日、慰安婦被害者12人が日本政府に損害賠償を求めた訴訟で、原告1人当たり1億ウォン(約940万円)を支払うよう日本政府に命じた。この件は日本による国レベルの反人道的犯罪であり、韓国の裁判所に裁判権があるとして、主権免除を適用しなかった。


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