2018年6月11日、シンガポールで北朝鮮の崔善姫・外務次官と会談したソン・キム氏=(聯合ニュース)
2018年6月11日、シンガポールで北朝鮮の崔善姫・外務次官と会談したソン・キム氏=(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】米国務省は21日(現地時間)、元駐韓大使のソン・キム氏が国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)に起用されたことを明らかにした。ソン・キム氏はトランプ政権では駐インドネシア大使を務めていた。

 同ポストは米国務省で韓国や中国、日本などを担当する要職で、東アジア・太平洋地域の外交政策を統括する。上院の承認を経て正式に任命される。

 ソン・キム氏は国務副次官補や北朝鮮担当特別代表、北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の首席代表などを歴任した。北朝鮮の核問題に詳しい。

 オバマ政権で6カ国協議の特使に起用され、2011年11月から約3年間、駐韓大使を務めた。

 駐フィリピン大使だった18年6月には米朝首脳会談の前日まで北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官(当時)と合意文の文言を調整するなど、米朝対話の進展で重要な役割を果たした。

 ソン・キム氏はソウル生まれで、1970年代半ばに父親と共に渡米した。


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