英国、南アフリカ共和国、ブラジルの変異株は、スパイクタンパク質に変異が生じ、これにより既存のウイルスよりも感染率が高い。専門家はこのうち、南アフリカとブラジルの変異ウイルスで確認されているE484K変異は抗体の免疫を「回避」すると懸念している。
報道によると、南アフリカ共和国の研究者は、回復した新型コロナ患者の血清で南アフリカ変異ウイルス(501Y.V2)の実験を行った。
その結果501Y.V2は、以前の感染から得た中和抗体に耐性を持っているという点を確認した。現在開発された新型コロナワクチン接種に形成される免疫に抵抗する可能性があるという意味だ。
研究陣は「501Y.V2は、以前の感染で得た中和抗体の概ね耐性があった」とし「これは全世界で多くの人々が新型コロナに感染し、ある程度の免疫率に到達したものと推定される状況にもかかわらず、501Y.V2のような新しい変異は深刻な再感染の危険があるということだ」と述べた。
これは新型コロナウイルスの治療薬としての回復期血漿(けっしょう)を用いるにも影響を与える可能性があると研究者は述べた。
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