康京和外交長官の交代、「金与正氏の願いが叶った」一部報道に大統領府が否定=韓国(画像提供:wowkorea)
康京和外交長官の交代、「金与正氏の願いが叶った」一部報道に大統領府が否定=韓国(画像提供:wowkorea)
ムン・ジェイン(文在寅)大統領が20日、カン・ギョンファ(康京和)外交長官の後任にチョン・ウィヨン(鄭義溶)大統領外交安保特別補佐官を内定したことに対し、大統領府は今回の人事をめぐり、北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)氏のデスノートが実現したのでは、という一部の報道に反論した。

大統領府のカン・ミンソク報道官はこの日午後、メールで「今回の外交部長官の人事を金与正氏のデスノートが実現したと記した記事が出てきている」とし「国論を分裂する可能性のある推測報道であり、事実ではない」と明らかにした。

金与正氏は昨年12月、北朝鮮の新型コロナの対応状況に疑問を提起した康京和外交部長官を非難した。

当時、金与正氏は「康京和外交長官の妄言をいつまでも記憶する」という談話で「後先考えずに妄言を発するのを見ると、冷え込んだ南北関係にさらに冷ややかにしたいようだ」とし「その本心が見え透いている」と非難した。

これは、康京和外交長官が昨年12月、バーレーンとアラブ首長国連邦に訪問中、中東地域安保対話で「北朝鮮は依然として新型コロナ感染者が全くいないと主張するが、信じられない」と言及したことに対するものだ。

一部メディアや野党は、金与正氏の「デスノート」が今回の外交長官人事に反映されたと指摘した。康京和外交長官は現在の長官のうち唯一の文在寅政権元年メンバーで、文大統領と任期を最後まで一緒にするという見通しだった。

カン・ミンソク報道官は「3年6か月余り在職した康京和外交長官が自ら体力的、精神的に疲れたと話した」とし「昨年から何度も辞任の申し出を引き止めてきたが、今回バイデン新政権発足に合わせて最終的に受理した」と説明した。

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