旧正月を控えた釜山の宅配労働組合「過労死対策がなければゼネスト突入」=韓国(画像提供:wowkorea)
旧正月を控えた釜山の宅配労働組合「過労死対策がなければゼネスト突入」=韓国(画像提供:wowkorea)
旧正月を控え、プサン(釜山)地域の宅配労働者が過労死を解決する根本的な対策に合意できない場合、ゼネストに突入することを予告した。

全国宅配労働組合釜山支部は18日、釜山市庁前で記者会見を開き「新型コロナウイルス感染症の拡散に旧正月の繁忙期まで重なると宅配労働者たちはまた倒れるだろう」と述べた。

宅配労組によると、昨年1年間だけでも16人の宅配労働者たちが過労で死亡した。

過労死問題が社会的な話題となっていることを受け、宅配会社らは昨年10月、過労死対策を発表したものの、昨年12月に4人、今年1月に1人などが過労で倒れ、死亡したり、意識不明になっている。

過労死対策に関する大手宅配会社の約束とは異なり、依然、宅配労働者らは深夜配送など、劣悪な労働環境にあると労組は説明している。

労組は「倒れた労働者たちの現場には、分類作業スタッフが1人も追加投入されず、朝の6時まで宅配配送が行われた」と声を高めた。

続いて「生活物流法は国会を通過したが、分類作業の責任所在はまだ明らかになっていない」とし「これを補完するための社会的合意機構は宅配会社らの合意破棄で苦境に追い込まれた」と指摘した。

労組は「25日には旧正月の繁忙期に突入する。社会的合意機構で対策が合意に達しない場合、ゼネストに突入する」と明らかにした。

続いて「『生きたい、社会的ゼネスト』は宅配労働者を助けるストであり、しばらく宅配配送は止まるが、宅配労働者を助けることができる」と伝えた。

労組は、△分類スタッフ投入の約束履行、△宅配会社の分類スタッフ投入費用の全額負担および管理責任、△夜間配送中断および遅延配送の許容、△宅配料金の正常化などの対策に合意することを要求した。

19日、労使、国会、政府、宅配業者らが参加する社会的合意機構5次会議で合意に達しない場合、労組は20~21日の2日間、組合員を対象に争議行為賛否投票に突入する。

ゼネストは27日、全国同時に各所で行われる。

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