ソウル駅前にある新型コロナウイルスの臨時検査所=(聯合ニュース)
ソウル駅前にある新型コロナウイルスの臨時検査所=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は17日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から520人増え、累計7万2340人になったと発表した。市中感染が500人、海外からの入国者の感染が20人だった。1日当たりの新規感染者数は12日から6日連続で500人台にとどまった。 1日当たりの新規感染者数は先月下旬に1200人台に達したが、今月に入り徐々に減り始め11日は400人台半ばまで低下。12日からは500人台が続いている。 全国で療養施設や医療機関を中心に散発的な感染が続いており、個人の集まりや接触を通じて感染する割合も依然高い。韓国政府は17日までの予定だった新型コロナの防疫対策「社会的距離の確保」のレベル強化と5人以上の集まりを禁じる措置を31日まで延長し、旧正月連休(今年は2月11~14日)がある2月は1~14日に特別防疫対策を実施する方針だ。 新たに確認された市中感染者500人を地域別にみると、ソウル市が142人、京畿道が173人、仁川市が35人で、首都圏が350人を占めた。首都圏以外の地域では釜山市が32人、慶尚南道が18人、大邱市と蔚山市、全羅南道、慶尚北道がそれぞれ15人、光州市が14人、忠清北道が7人、忠清南道が6人、全羅北道が5人、江原道が4人、大田市が3人、世宗市が1人だった。 主な感染事例をみると、プロテスタント系宣教団体が運営する慶尚北道尚州市の施設「BTJ列邦センター」に関係する感染者が760人以上に増え、ソウル市内の米軍基地では17人の感染が新たに確認された。ソウル東部拘置所に関係する感染者は1220人を超えた。 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは20人で、前日に比べ13人減少した。8人は空港や港湾での検疫で判明し、12人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。 死者は前日から13人増えて計1249人となった。韓国国内の平均致死率は1.73%。重篤・重症患者は前日より8人減り、352人となっている。 16日の検査件数は2万9020件で、前の日に比べて2万5196件少なかった。
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