昨年11月中旬から感染拡大の「第3波」が本格化したことを受け、政府は社会的距離の確保のレベルを引き上げ、年末年始には特別防疫対策を実施した。
特に、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)では先月8日から社会的距離の確保のレベルが上から2番目の第2.5段階に強化されている。第2.5段階措置は当初3週間の実施予定だったが、感染拡大が収まらないことから今月3日までに延長され、さらに17日までに2週間再延長された。
年明けから1日当たりの新規感染者数が減少傾向に転じているが、依然として500人台が続いていることから、政府は防疫強化措置をもう一度延長するとみられる。
5人以上の私的な集まりを禁じる措置も、延長の可能性が高い。政府の中央事故収拾本部の尹泰皓(ユン・テホ)防疫総括班長は14日の会見で、社会的距離の確保のレベル強化と小規模な集まりに関する措置について「すぐに解除することは難しいと判断している」と述べていた。
一方、これまで6週間近く営業が禁じられていたスポーツジムなどの施設については、段階的な営業再開が検討されている。
また、現在は禁じているカフェの店内飲食を許可したり、午後9時までに制限している飲食店の営業時間を1時間延ばしたりする案も出ているという。
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