朝鮮中央通信は15日、第8回朝鮮労働党大会を記念して14日に平壌で軍事パレードを実施したと報じた。新型とみられるSLBMも登場した=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
朝鮮中央通信は15日、第8回朝鮮労働党大会を記念して14日に平壌で軍事パレードを実施したと報じた。新型とみられるSLBMも登場した=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央放送は15日、朝鮮労働党の第8回党大会を記念した閲兵式(軍事パレード)が14日夕に平壌の金日成広場で実施され、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が閲兵したと伝えた。 祝砲に続き、戦闘機が飛行し、ミサイルや装甲車などの縦隊が次々と広場に姿を現した。中央放送は「その名前を聞いただけでも敵対勢力が戦慄(せんりつ)する、党の頼もしい核武装力である戦略軍縦隊に観衆は熱狂的な歓呼を送った」と伝えた。 「水中戦力弾道弾の世界最強の兵器」と言及したことから、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)が登場したとみられる。また、「いかなる敵であれ、わが領土の外で先制的かつ徹底的に消滅させることができる打撃力を備えた頼もしきロケット縦隊」という紹介は、「火星15」など大陸間弾道ミサイル(ICBM)の登場を指したと思われる。 ひな壇には金総書記をはじめ、崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長 、趙勇元(チョ・ヨンウォン)党書記、李炳哲(リ・ビョンチョル)党中央軍事委員会副委員長、金徳訓(キム・ドクフン)首相らが並んだ。政治局委員と候補委員の名前もあった。 朴正天(パク・ジョンチョン)軍総参謀長が李炳哲氏に閲兵準備の報告をし、李氏は金総書記に報告した。 韓国政府筋は14日、午後6~7時ごろに閲兵式が始まったとの見方を伝えていた。 北朝鮮で党大会を記念した閲兵式が実施されるのは初めて。また、昨年10月の党創建75周年記念日の閲兵式から3カ月しかたっていない。異例の短いスパンでの開催により国防力を内外に誇示した格好だ。
Copyright 2021YONHAPNEWS. All rights reserved. 40