ソウル中央地方裁判所は14日、準強姦致傷の疑いで起訴されたソウル市長秘書室の元職員チョン氏(41)に懲役3年6か月を言い渡した。40時間の性暴力治療プログラムの履修も命じた。
チョン氏は21代総選挙の前日である昨年4月14日に同僚職員と酒を飲んだ後、女性職員をモーテルに連れて行き性暴行した疑いを持たれた。被害女性は翌日チョン氏を告訴し、ソウル市はチョン氏を職務から外した後、警察の捜査が始まると職位解除したと伝えられた。
裁判の過程でチョン氏側は被害者の身体の一部を触った事実は認めたものの、強姦については否認した。また、被害者が6か月以上の治療が必要な心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したこととチョン氏の行為の間に因果関係はないと主張した。
しかし裁判部は、「犯行の状況や被告人と被害者の既存の関係などをみると、被害者が経験していない事実を作り上げたと考えるのは難しい」とし、「被害者のPTSDの直接的な原因も被告人の犯行とみるのが妥当だ」と説明した。
量刑と関連し、裁判部は「2次被害が相当で、被害者が業務復帰に困難をきたしている」としながらも、「被告人が犯行事実の大部分を認め、刑事処罰の前歴がない点などを考慮し量刑を決定した」と述べた。
これに先立ち、被害者の弁護を引き受けたキム・ジェリョン弁護士は、今回の事件の被害者が故パク・ウォンスン(朴元淳)前ソウル市長のセクハラ事件の被害者と同じ人物だと明らかにしている。
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