20年の就業者数は2690万4000人で、前年比21万8000人減少した。減少幅はアジア通貨危機時の1998年(127万6000人減)以来の大きさ。
年間就業者数が前年比でマイナスとなるのはリーマン・ショック後の09年(8万7000人減)以来。
20年12月の就業者数は2652万6000人で前年同月比62万8000人減少した。減少幅は99年2月(65万8000人)以来の大きさとなった。
就業者数は新型コロナウイルス感染拡大の影響が表れ始めた20年3月以降、10か月連続で減少し、98年1月から16か月連続減少して以来の長さとなった。
20年の就業率は前年比0.8ポイント下落の60.1%で、13年(59.8%)以来で最低となった。
統計庁によると、新型コロナの感染拡大で宿泊、卸・小売業、教育など対面サービス業種を中心に就業者数が大幅に減少した。21年の雇用状況も感染者数の推移の影響を受けるだろうと同庁は指摘した。
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