電気自動車(EV、ゲッティイメージバンク提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
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【ソウル聯合ニュース】韓国国内でのエコカー(環境対応車)の年間販売台数が昨年初めて20万台を超えたことが12日、分かった。 韓国完成車メーカーの業績資料と韓国輸入自動車協会の統計によると、2020年のエコカーの国内販売台数は国産車・輸入車を合わせ21万3264台で、前年比53.5%増加し、過去最高を記録した。 自動車統計の専門機関、カーイズユー・データ研究所が集計した米電気自動車(EV)メーカーのテスラの販売台数(1万1826台)も含めると、20年のエコカー販売は22万5090台に達する。 エコカー人気をけん引したのはハイブリッド車(HV)だ。20年のHVの国内販売台数はプラグインハイブリッド車(PHV)を含め17万4684台で、エコカー販売全体の81.9%を占めた。前年比では26.5%の増加。 HV販売の内訳は現代自動車と子会社の起亜自動車が前年比68.4%増の12万8229台、輸入車が67.6%増の4万6455台だった。 ただ、今年からHVにかかる取得税の減免上限額が引き下げられ、PHV取得に対する補助金制度も廃止されるため、HV人気が今年も継続するかどうかは未知数だ。 一方、EVはテスラの躍進が目覚ましく、20年に国内で販売されたEVの4台に1台がテスラ車だった。 20年の輸入EVの販売台数は前年比約3倍増の1万5183台で、このうちテスラ車が77.9%を占めた。これに対し、国産EVは3万1017台で前年比1.7%増にとどまった。 今年は高価格のEVに対する補助金優遇が減り、輸入車ブランドが競って新たなEVモデルを出すことから、テスラの独走構図が揺らぐとの見方が出ている。韓国メーカーでは、現代が今年初めにEV専用プラットフォーム(車台)を採用した「アイオニック5」を発売する。
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