防疫当局は今回の流行がピークアウトし、感染者数は減少傾向に入ったとみているが、療養型病院をはじめとする感染リスクの高い施設でのクラスター(感染者集団)の発生、冬という季節的要因、変異種のウイルスの流入など不安要素が多く、警戒を続けている。
新たに確認された市中感染者508人を地域別にみると、京畿道とソウル市がそれぞれ163人、仁川市が20人で、首都圏が346人を占めた。
首都圏以外では慶尚南道が55人、釜山市が21人、大邱市が17人、忠清北道が16人、全羅北道が11人、慶尚北道が8人、光州市、大田市、蔚山市、江原道がそれぞれ7人、全羅南道、済州道がそれぞれ2人、忠清南道、世宗市がそれぞれ1人だった。
医療機関や福祉施設を中心に感染者が発生し、ソウル市江東区の療養型病院では11日までに計11人の感染が確認された。京畿道安養市の病院では医療従事者や患者、家族など計10人の感染が判明した。このほか、ソウル東部拘置所(計1196人)、ソウル市九老区の療養型病院(計230人)などこれまでに発生した集団感染の規模も拡大している。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは29人だった。このうち8人は空港や港湾での検疫で判明し、21人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から25人増えて計1165人となった。韓国国内の平均致死率は1.67%。重篤・重症患者は前日から5人減り、390人となっている。
11日の検査件数は6万2400件で、前日より3万4178件多かった。
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