韓国の国土交通部は、日中韓が1983年から運営してきた済州南端航空回廊(コリドー)に代わる新しい航空路と航空管制システムを3月25日から段階的に構築・運営することで合意したと、11日明らかにした。
今回の合意では、第1段階の措置として2019年1月から日中韓が国際民間航空機関(ICAO)とともにワーキンググループを構成し、設けた暫定合意による後続措置である。
当初、日中韓の3カ国は4月23日からは新しい航空路システムに切り替えようとしていた。しかし、昨年からパンデミックへと拡大した新型コロナウイルスで、後続協議と実施が遅れていた。
今回の合意を通じて航空回廊のうち、東西航空路と南北航空の交差地点の航空安全の危険性が相対的に高い日本圏域の管制を韓国が引き受けることにした。
また、日韓連結区間には、複線の航空路を造成し、中国管制圏域は中韓間の公式的な管制合意書の締結と同時に、国際規制に合わせて中韓管制機関間の直通線設置など、完全な管制協力システムを整えることにした。
6月17日に予定された2段階措置では、中韓間での追加協議を通じてICAO理事会で報告・合意された通り、インチョン(仁川)飛行情報区域の全区間に新たな航空路を構築する計画である。
国土部の関係者は、「優れた航空インフラと管制能力に基づいて、1段階の運営を支障なく準備する一方、中韓間の残りの協議も早期に終え、2段階の運営準備にも問題がないようにする」と述べた。
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