文在寅 韓国大統領が“新年の辞”を発表している(画像提供:wowkorea)
文在寅 韓国大統領が“新年の辞”を発表している(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、最近 韓国政府の提案に事実上「拒否」の意志を示した北朝鮮に対して、改めて対話を求めた。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

米朝・南北対話の大転換のために 最後の努力を果たすことを明らかにしたが、今後 北朝鮮がこれに応じ 南北関係が改善されるのかは未知数である。

文大統領は今日(11日)、青瓦台(韓国大統領府)で新年の辞を発表し「米国のジョー・バイデン新政権の発足に合わせて、米韓同盟を強化する一方、米朝対話と南北対話において大転換を成せるよう、最後の努力を果たす」と語った。

つづけて 新型コロナウイルス感染症への対応過程について言及し「東北アジアの防疫・保健協力体、韓・ASEAN(東南アジア諸国連合)の包括的保健医療協力をはじめとした域内対話に、南北が共に参加できるよう期待する」とし「新型コロナの協力は、家畜伝染病と自然災害など、南北の国民たちの安全と生存に直結した問題に対する協力へと拡張させることができる」と語った。

しかし キム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮国務委員長は、去る5日から開かれている労働党大会の事業決算報告で、韓国政府がしてきた新型コロナの防疫協力、対北人道的支援、北朝鮮の個別観光の許可の動きなどの関係改善の努力に対して、「非本質的な問題だ」と一蹴している。

ただ キム委員長は「南朝鮮(韓国)当局の態度いかんによっては、いくらでも近いうちに北南関係が再び3年前の春の日のように、民族全ての願い通りに 平和と繁栄の新たな出発点へと戻ることもできる」として、条件付きの南北対話への余地を残している。

文大統領は「いつでもどこでも会い、非対面でも対話できるという我々の意志は変わりない」と強調した。

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