世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症ワクチン供給における貧富の差をあげ、すでに十分なワクチンを確保した豊かな国々は取引を中断せよと求めた。

ロイター通信によると、テドロス事務局長はこの日の会見で「低所得および中所得国家たちが、まだ新型コロナワクチンを購入できずにいる」とし「明確に問題がある」と語った。

テドロス事務局長は「豊かな国々が、新型コロナワクチンの多くを持っている」とし「ワクチンを必要以上に購入した国々は、それらをCOVAXファシリティ(ワクチンの共同購入プロジェクト)に寄付してほしい」と求めた。

つづけて「豊かな国々とワクチン製造企業は、COVAXを犠牲にしている両者間の取引を中断すべきだ」と語った。

また テドロス事務局長は「どんな国も例外なくワクチンの接種を受けるべきであるが、一部では ワクチンが供給できずにいる」と指摘し「最も危険な国々の生命を保護し、全ての経済が回復する公正な機会が確保されるよう、その機会を浪費しないでほしい」と強調した。

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