韓国政府による新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が、2月から始まる予定である。

ワクチン接種の日程が具体的になっていく中、集団免疫の形成を通じて新型コロナによる苦痛から抜け出すことができるだろうかという期待も出てきている。

今日(6日)韓国防疫当局によると、韓国政府が契約を通じて確保した新型コロナワクチンは5600万人分である。アストラゼネカ社ワクチン1000万人分をはじめとして、ヤンセン社600万人分、ファイザー社1000万人分、モデルナ社2000万人分、共同購入連合体“COVAXファシリティ”からの1000万人分である。

韓国政府が確保したワクチンの物量は、一旦 集団免疫に必要な水準を上回っているという評価である。集団免疫は全体人口の60%から70%で免疫力が形成されれば、感染症拡散が抑制され得るという概念である。韓国社会全体人口を5000万人とすると、少なくとも3000万人以上で免疫力が生じなければならないという計算になる。

韓国防疫当局は、2月から9月までに医療陣や高齢者など優先接種対象者3600万人に対する接種を終えることを計画している。韓国疾病管理庁のチョン・ウンギョン(鄭銀敬)庁長は「第3四半期までには 優先接種対象者の接種を完了させることを目標に、物量・人材・施設確保を準備している」と伝えている。

これにより 集団免疫の形成が可能になるという期待が高まるが、専門家たちは 集団免疫の効果を期待するならば、接種対象者たちへのワクチン接種を短期間内に実施しなければならないと助言している。ワクチンの抗体有効期間内に全ての人が接種してこそ、免疫力の団体効果を期待できるという意味である。現在 接種が予定されている新型コロナワクチンの抗体形成期間は3か月から6か月ほどだとされている。

韓国 ハルリム(翰林)大学ソンシム(聖心)病院のチョン・ギソク呼吸器アレルギー内科教授は「短い期間内に集中的に接種してこそ、団体効果が期待できる」とし「一か月半程度にわたって集中的に接種するインフルエンザワクチンを考えると理解やすい」と語った。

イファ(梨花)女子大学モクトン(木洞)病院のチョン・ウンミ呼吸器内科教授も「2,3か月以内に一気に接種すれば、集団免疫が形成される」と語った。

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