北朝鮮の労働党大会で、マスク着用とソーシャルディスタンスをしていない姿が大々的に公開された(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の労働党大会で、マスク着用とソーシャルディスタンスをしていない姿が大々的に公開された(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスによる感染者が1人も発生していないと主張している北朝鮮は、きのう(5日)開幕した第8回 労働党大会でも、マスク着用とソーシャルディスタンスをしない姿を大々的に公開し、防疫への自信を誇示した。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

今日(6日)朝鮮労働党機関紙“労働新聞”の報道によると、キム・ジョンウン(金正恩)国務委員長は開会の辞で、今回の党大会に代表者4750人、傍聴客2000人などが参加したと発表した。去る第7回大会(3667人)より1000人以上 代表者が増加したことに加えて、傍聴客まで動員したのである。

キム委員長は「昨年は前例のない長期化された史上稀に見る世界的な保健危機状況の中でも、困難を頑強に勝ち抜きながら防疫事業で全人民的な自覚的一致性を固持し、これを愛国的義務として 防疫の安定的形勢を終始一貫 徹底して保障した」と強調した。

労働新聞に掲載された党大会場内部の写真をみると、7000人近い人々がマスクを着用せず、また 座席間の間隔も空けずに着席していた。

北朝鮮では これまで主要な公演場で観覧客たちがマスクを着用し、座席を一席ずつ空けて座っている様子がみられてきたが、この日は国家的な行事であるため、例外としたようである。

北朝鮮は 昨年10月10日の党創建75周年記念閲兵式でも、多くの人々がマスクを着用せずに集まり、キム委員長は「1人の悪性ウイルス被害者もなく、皆が健康でいてくれてありがたい」とし「防疫の成功だ」と宣言していた。

今回の党大会で、参加者たちのこのようなノーマスク、ノーソーシャルディスタンスの姿が大々的に公開されたのは、事前防疫措置に対する北朝鮮の自信を誇示する意図であると解釈されている。

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