ソウル駅広場に設けられた新型コロナウイルスの臨時検査所で検査を受ける市民=4日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル駅広場に設けられた新型コロナウイルスの臨時検査所で検査を受ける市民=4日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は5日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数が前日午前0時の時点から715人増え、累計で6万4979人になったと発表した。前日に比べ300人以上減り、再び1000人を下回った。

 1日当たりの新規感染者数は連休による検査件数の減少などの影響で2日(820人)と3日(657人)は1000人を下回ったが、4日(1020人)はソウル東部拘置所で起きた集団感染などにより、1000人を上回っていた。

 ただ、感染拡大が収まったとの判断はまだできない。今週半ばから再び感染者が増える可能性がある。

 韓国政府は防疫対策「社会的距離の確保」(首都圏は上から2番目の第2.5段階、首都圏以外の地域は第2段階)と「特別防疫対策」、とりわけ全国で5人以上の集まりを禁じる措置を通じて感染拡大を防ぐとともに、高齢者が多い療養型病院に対する防疫と支援を拡大する方針だ。

 この1週間の1日当たりの新規感染者数は平均で893.9人となっている。

 この日の新規感染者のうち、市中感染は672人で、前日(985人)に比べ313人減少した。地域別にみると、京畿道が214人、ソウル市が193人、仁川市が48人で、首都圏が455人を占めた。首都圏以外の地域では忠清北道が32人、大邱市が31人、江原道が27人、慶尚北道が24人、光州市が23人、慶尚南道が21人、忠清南道が18人、釜山市が14人、済州道が8人、大田市が7人、蔚山市と全羅北道、全羅南道がそれぞれ4人だった。

 主な感染事例をみると、ソウル東部拘置所に関係する感染者が6人増え、計1090人になった。仁川市内にある療養型病院では新たに49人の感染が確認され、光州市の療養型病院に関係する感染者は計65人となった。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは43人で、前日に比べ8人増加した。16人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの27人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から26人増えて計1007人となった。韓国国内の平均致死率は1.55%。重篤・重症患者は前日より35人増え、386人となっている。

 検査件数は6万2753件で、前の日に比べて2万6983件多かった。


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