中国の王毅 国務委員兼外相は“ワクチン外交”のために、今年初めの訪問地としてアフリカ諸国を巡訪すると、香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が今日(4日)報道した。

SCMPによると、王毅外相は4日から9日まで ナイジェリア、コンゴ民主共和国、タンザニア、ボツワナ、セーシェルなど、サハラ以南のアフリカ諸国を公式訪問する。

中国政府は ユーラシア広域経済圏構想“一帯一路”の一環として、ナイジェリアをはじめとしたアフリカ各国で 道路・鉄道・港湾などの開発事業を進め、アフリカ諸国を抱き込んでいるとされている。

現在 新型コロナウイルス感染症により、多くのアフリカ諸国は 25年ぶりに初めて経済沈滞に陥り、また このことにより金融危機にまで直面している。

専門家たちは、このような状況の中 王毅外相がアフリカを訪問し、新型コロナワクチンとインフラの支援を伝えるものと予想している。

エジンバラ大学 アフリカ研究センターの研究員は「ワクチンの提供は、人道主義的問題だけでなく、アフリカでソフトパワーの力を誇示できる機会だ」とし「西欧政府が今後 数か月の間 自国のワクチン確保に注力する可能性が高いため、中国のワクチン外交は、一層 際立つだろう」と分析した。

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