全世界が新型コロナウイルス感染症パンデミックの最中、台湾は新型コロナによる低い死亡率を記録し、新型コロナ防疫の先進国として台頭していると、ニューヨークタイムズ(NYT)が3日(現地時間)報道した。

新型コロナのリアルタイム集計サイト“Worldometer”によると、この日の基準で 台湾の新型コロナの累積感染者数は812人、累積死者数は わずか7人である。

2400万人の人口が密集した台湾は、新型コロナの発病初期である昨年3月以降 全面的な封鎖政策をとった。観光客を受け入れず、入国の許可された台湾人を含め 2週間の厳格な監視のもとで隔離が実施された。

このような強力な封鎖政策と検疫措置により、新型コロナの検査や陰圧病室などに多額の費用をかけず、感染症を抑制することができた。

初期においては 強力な措置に対する反発もあったが、他国と比べて顕著に低い感染者数と死者数により、現在では 政府の防疫措置が再評価されている。

この措置の象徴である陳時中 衛生福利部長(保健相)は、首都台北の市長候補にその名があがるほど、市民たちの支持を受けている。

ただ 功を奏した このような封鎖政策が続いていけば、台湾が国際社会で 経済的・政治的に孤立していくという見方も出ている。

台湾の衛生福利部(省)は、現在 接種されているワクチンによる持続的な免疫力の効果が立証されれば、封鎖政策を緩和できるという立場である。しかし 専門家たちは、懐疑的な見方である。

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