韓国「2.5段階を延長」…専門家「3段階への引き上げは“時すでに遅し”」「あとはワクチン」

韓国政府は、首都圏の防疫レベル（社会的距離確保）2.5段階、非首都圏2段階の2週間延長を決定したことで、学習塾・教習所・スキー場の制限付き営業が許可された。一部では 「3段階へ引き上げるべきではなかったか」という指摘が出ている。

しかし 専門家たちは「国民の疲労感がたまっている状態で 3段階の効果を期待するには、すでに時を逸した」とし「あとはワクチンだ」と語っている。

韓国 イファ（梨花）女子大学 （モクトン）木洞病院のチョン・ウンミ呼吸器内科教授は今日（2日）、韓国総合ニュース通信社“ニュース1”とのインタビューで「現在 移動量が最大限に減少しているが、一日の新規感染者数は減少していない」として、先のように語った。

チョン教授は「英国は封鎖状態でも、感染者が急速に増加している」とし「3段階へ引き上げないだろうと考えた。今は ワクチンを早く入手するしかない」と付け加えた。

韓国 国立がんセンターのキ・モラン予防医学科教授も「3段階を施行すれば、今まで該当しなかった店が閉店する」とし「被害もそうだが、社会的混乱が大きくなる」と指摘した。

防疫当局はこの日、年末年始の特別防疫対策の核心措置と、首都圏2.5段階・非首都圏2段階の防疫措置を、1月17日までの2週間 延長することを決定した。