新型コロナウイルスの検査を行う専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスの検査を行う専用診療所(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部は2日、3日までの予定だった防疫対策「社会的距離の確保」のレベル強化を17日まで延長すると発表した。 社会的距離の確保のレベルは先月8日に首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)は上から2番目の第2.5段階、首都圏以外の地域では第2段階にそれぞれ引き上げられた。当初は3週間実施する予定だったが今月3日までに延長され、さらに2週間の延長が決まった。 同本部は1日当たりの新規感染者数が1000人台の日が続いているが、増加の勢いは鈍化し、防疫対策のレベル強化の効果が徐々に現れているとの見方を示した。先月24日から始まった年末年始の特別防疫対策の影響で週末の移動量も減っており、感染者数減少の効果がはっきり出るまで現行の防疫レベルを維持すると説明した。 防疫レベル第2.5段階の首都圏では50人以上が参加する説明会、公聴会などの行事の開催が禁じられているほか、クラブなどの遊興施設5種、カラオケボックス、スタンディング形式のライブハウス、屋内スポーツ施設(スポーツジム、ゴルフ練習場、ビリヤード場など)は営業停止中だ。大型スーパー、百貨店、映画館、ネットカフェ、理美容店、ゲームセンター、テーマパークなど大部分の一般管理施設の営業時間は午後9時までで、スーパーや百貨店などでの試食も禁止されている。カフェでは持ち帰りと出前のみ営業が認められ、飲食店は午後9時以降は持ち帰りと出前のみ可能だ。 これらの措置は引き続き維持されるが、塾・教習所に対する制限は緩和される。同じ時間帯の受講者が9人以下の場合は運営が認められる。 第2段階の首都圏以外の地域では、引き続き遊興施設5種の営業が中断され、カラオケボックス、スタンディング形式のライブハウス、屋内スポーツ施設などは午後9時以降の営業が禁じられる。100人以上の集まりや行事の開催が禁じられるため結婚式場や葬儀場の利用者も100人未満に制限される。団地内の利便施設、住民センターの講座の運営も中断される。 このほか、首都圏で実施してきた5人以上の私的な集まりを禁じる措置が全国に拡大される。年末年始の特別防疫対策の中核である飲食店での5人以上の集まり禁止の措置も維持される。同対策により休業となったスキー場、雪そり場、スケート場は営業が認められるが、入場者数は収容人員の3分の1に制限され、営業時間は午後9時までとなる。施設内での飲食、シャトルバスの運行は禁じられる。
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