1日、韓国の矯正当局によると、李元大統領はソウル東部拘置所に、朴元大統領はソウル拘置所に収監されている。
イ・ナギョン(李洛淵)共に民主党代表は先月30日、「適切な時期が来れば、両元大統領の恩赦をムン・ジェイン(文在寅)大統領に進言したい」と明らかにした。李代表の発言と共に、矯正施設内のコロナ拡散が広がっており、野党を中心に恩赦の必要性が強調されている。
李元大統領は先月17日、東部拘置所コロナ1次検査の結果、陰性判定を受け、基礎疾患治療のために先週初め、ソウル大病院に入院している。
李元大統領は東部拘置所内のコロナ集団感染で基礎疾患が悪化した場合、高齢者であり、健康に重大な脅威になるとして刑の執行停止を申請したが、30日に不許可の通知を受けた。
東部拘置所には、医療陣の判断を考慮し、診察や検査を終えた後に戻る予定だ。ただし、東部拘置所が生活治療センターに指定されており、拘置所でも外部流入を最小限にしている状況で、入院期間が長くなる可能性もある。
一部では、拘置所が最近、李元大統領の荷物を自身の独房からすべて出したとして、移送の可能性と見る向きもあった。しかし、矯正当局関係者は「移送するかどうかは検討していない」とし「荷物を出したのは防疫など、コロナ対応のため」と説明した。
朴元大統領が収監されたソウル拘置所は、大規模な集団感染が発生した東部拘置所とは違い、先月19日の出所者感染後、追加感染者が計2人発生したのがすべてだ。このうち1人は先月31日に死亡している。
朴元大統領は先月23日、ソウル拘置所コロナ検査の結果、陰性判定を受けた。2017年3月末に拘束された朴元大統領は、3年10か月収監されている。
大法院3部は、14日の午前11時15分、朴元大統領の再上告審の判決期日を開く。同日、刑が確定すれば、朴元大統領に対するすべての裁判が終了し、恩赦の要件が満たされる。
矯正本部関係者は「恩赦は大統領の権限」とし「決定されれば、それによる措置を取る」と明らかにした。
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