新年開かれる北朝鮮第8回党大会…南北米情勢のターニングポイントになるか=韓国報道(画像提供:wowkorea)
新年開かれる北朝鮮第8回党大会…南北米情勢のターニングポイントになるか=韓国報道(画像提供:wowkorea)
来年1月に開催される北朝鮮労働党第8回大会が、来年の朝鮮半島情勢の分岐点になると予想され、北朝鮮が党大会でどのようなメッセージを出すか28日注目される。

北朝鮮は来年1月、労働党最高指導機関であり、最高意志決定機構である「党大会」を開催することにした。5年ぶりに開かれる今回の党大会では、北朝鮮の対内外的な国家戦略が発表されるとみられる。

北朝鮮が今回の党大会を開く時期は、韓国、北朝鮮、米国にとって重要な時期であり、長期間膠着している南北米関係が改善されるターニングポイントとなるか関心が集まる。

まず米国の立場では、ジョー・バイデン新政権が来年1月20日に就任式を開く。トランプ政権時代の対北朝鮮政策を検討し、これからの5年間の対北朝鮮政策の方向性を決定していく時期であるということだ。このため北朝鮮の党大会メッセージが、新政権の対北政策の方向に影響を与えるものとみられる。

また、韓国政府の立場からしても2021年新年を迎え、韓国政府も新年のメッセージとして対北メッセージを出す可能性もある時期だ。ムン大統領の場合、約1年6か月程残る任期内に、朝鮮半島の関係を推進するための突破口が必要なタイミングである。ムン大統領のメッセージと北朝鮮のメッセージに接点があれば、今後の朝鮮半島情勢に肯定的な要素となりうる。

また、北朝鮮は昨年2月、第2次米北首脳会談後、決裂した非核化交渉と長期化した制裁による深刻な経済難、コロナ対策、水害や台風被害などによる三重苦を受けてきた。このような北朝鮮の内部的問題を解決するための雰囲気の刷新が必要な状況である。

北朝鮮は党大会で対内的に「三重苦」を経験している住民の状況を変えようとすると予想される。したがって、新しい戦略的路線と経済・国防・党組織などの各分野での主な課題と目標を提示することが期待される。

特に5年単位の「国家経済の発展5ヵ年計画」にも注目が集まる。具体的な経済再建のための対策や、定量的数値の提示は難しいと思われるが、自力更生を強調する意志を込めた経済発展5カ年計画が出される可能性が高い。また、コロナ対策に関する保健医療分野の戦略が出てくる可能性もある。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 88