北朝鮮の対中貿易額が、2か月連続で史上最低水準を記録した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の対中貿易額が、2か月連続で史上最低水準を記録した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の対中貿易額が2か月連続で史上最低水準を記録している中、北朝鮮住民たちの経済難が一層 深刻化しているとみられている。

今日(24日)米国政府が運営する国際放送“ボイス・オブ・アメリカ(VOA)”によると、中国海関総署(税関)が前日(23日)公開した“11月 中朝貿易総額”は127万3000ドルである。これは 前月である10月に記録した歴代月間最低水準である165万9000ドルより、更に約40万ドル減少したこととなり、2か月連続の最低値を記録した。

これまで 北朝鮮と中国の交易は、月2000万ドルから 多い時で6億ドルを記録してきた。したがって 月の貿易額が100万ドル台に落ち込んだことは非常に異例なことで、一部では 100万ドル台をも下回るかもしれないという見方が出ている。

特に 今のような状況が12月も続くなら、北朝鮮の今年の対中貿易総額は20年前の水準へと後退することだろうとみられている。

このように 北朝鮮の経済指標に「赤信号」が灯った主要な原因は、新型コロナウイルス感染症による国境封鎖である。北朝鮮は去る1月末頃 新型コロナの流入遮断のため 国境封鎖措置をとり、このような状況が1年近く続いている。

このことにより 北朝鮮の最大交易国である中国との貿易および密輸の道が封鎖されたことで、現在 国民所得の減少と供給不足により 国内は苦しんでいると予想される。中朝間の貿易の減少は、北朝鮮の市場はもちろん 日常生活にも悪影響を及ぼしているためである。

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