‘裏口を開けて営業’…ソウル市、コロナ防疫守則違反で35人を刑事立件(画像提供:wowkorea)
‘裏口を開けて営業’…ソウル市、コロナ防疫守則違反で35人を刑事立件(画像提供:wowkorea)
ソウル市が新型コロナウイルス感染症の防疫指針に違反しているかどうかの取り締まりを実施し、35人を刑事立件した。

20日、ソウル市はソウル警察庁や自治区と合同で、18日午後8時から19日午前0時まで、深夜の緊急合同取り締まりを実施し、風俗店などの業者や利用客35人を刑事立件したと発表した。

今回の合同取り締まりは、風俗店などが密集しているヨンドゥンポ(永登浦)、ホンデイプク(弘大入口)など、計6自治区の風俗店を中心に防疫指針違反が疑われる60あまりの店を対象に行われた。ホールダムパブ(カードゲームをしながら酒を飲むところ)、カラオケ、クラブなどの集合禁止施設と、午後9時以降集合禁止命令が下された一般飲食店などだ。

ソウル市は取り締まりに先立ち、コロナ防疫指針違反申告センターである‘応答所’に寄せられた最近2週間の防疫指針違反内容を分析し、疑いのある業者を選定した。9日から13日にかけては、120か所で防疫守則順守の周知活動を行い、業者らに疑いがある状況を多数確認した。

深夜の取り締まりの結果、ある風俗店では集合禁止の公文書が貼られている表側の出入口を閉鎖し、裏口から客が出入りするようにしていた。不法営業は午後9時以前に路上を通る酔っ払いを対象に客引き行為をしたり、電話予約を通じて行われたりした。

不法営業は営業場所に隠密にして客を呼び、女性コンパニオンを投入する手口で行われた。捜査官が、店内の営業行為を確認した結果、別の4つの部屋で計23人(コンパニオン5人を含む)が、密閉された空間で酒を飲んでいた。捜査官が感染病予防法違反の事実を告知すると、利用客はむしろ「個人情報が流出したら告発する」と脅しをかけたりもした。

あるビリヤード場では、表側の出入口に集合禁止命令の公文書が貼ってあったが、ドアを閉めたまま営業をしていた。取り締まりで摘発されると、店主は「ビリヤード場を営業しているのではなく、友人たちだけで食事をしてきた」と抗議した。しかし、集合禁止命令の対象業態であるため、客がそこにいること自体が感染病予防法違反行為だと市は説明した。

‘感染病の予防および管理に関する法律’に基づき、今回摘発された違反者らは起訴された場合、最高300万ウォン(約27万8千円)以下の罰金刑に処される。

パク・ジェヨンソウル市民生司法警察団長は「コロナ感染症の拡散が深刻な状況で防疫守則に違反し、営業する行為は市民の健康を脅かす重大な犯罪」とし「今後も持続的な取り締まり活動および市民の積極的な情報提供に基づき、市民の健康と安全が脅かされないように最善を尽くす」と明らかにした。

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