感染症専門病院となった国軍大田病院で新型コロナウイルス感染者が入院手続きを行っている=(聯合ニュース)
感染症専門病院となった国軍大田病院で新型コロナウイルス感染者が入院手続きを行っている=(聯合ニュース)
◇コロナ感染拡大どこまで 政府は防疫レベル引き上げも検討 韓国で新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数が連日1000人前後に増加し、危機感が高まっている。このところ感染規模がさらに拡大し、流行の「第3波」のピークが予測できない状況となっている。防疫当局は1日に950~1200人の感染者が発生すると予測しているが、一部の感染症専門家は2000人、3000人の発生も視野に入れている。政府は最悪の場合、防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを5段階のうち最も高い第3段階に引き上げることも念頭に置いて検討に入ったが、社会・経済的被害が大きくなるため、 苦悩しているとされる。◇文大統領が検事総長の懲戒裁可 法相は交代へ 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、法務部の懲戒委員会が尹錫悦(ユン・ソギョル)検事総長に対して下した停職2カ月とする処分を裁可し、秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官は辞意を表明した。文大統領は秋氏の辞任を受け入れるとの見方が優勢で、秋氏と尹氏の対立はひとまず沈静化する見通しだ。だが秋氏の辞意とは無関係に、尹氏側は懲戒処分を不当として法的対応を取る方針を明らかにしており、懲戒処分を裁可した文大統領と尹氏の対立へとつながる可能性がある。◇韓米 通貨スワップ協定を再延長 韓国銀行(中央銀行)は17日、韓国と米国が締結した600億ドル(約6兆2000億円)を限度とする通貨交換(スワップ)協定の契約を来年9月末まで再延長したと発表した。通貨スワップは、金融危機時に相手国に自国の通貨を預け、相手国通貨や米ドルを受け取る取り決め。韓国銀行は報道資料で、国際金融市場のリスク選好意欲が回復し、国内の外国為替市場は好調で全般的に安定した状況だが、新型コロナウイルスの感染再拡大による不確実性に先んじて対応するため、通貨スワップ延長が必要だとの見解で一致したと説明した。◇仏教行事「燃燈会」 ユネスコ無形遺産に登録決定 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は16日、政府間委員会をオンラインで開き、旧暦4月8日に釈迦の生誕を祝う韓国の仏教行事「燃燈会」を無形文化遺産に登録することを決定した。ユネスコの評価機関は先月、燃灯会を無形文化遺産に登録するよう勧告していた。韓国のユネスコ無形文化遺産は2001年に宗廟祭礼と宗廟祭礼楽が初めて登録され、今回の燃燈会が21件目となる。
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