健康なら現役入隊…来年から学歴基準廃止＝韓国

韓国兵務庁は来年から学歴制限を廃止する内容の法改正案を告示すると発表した。

　これまでの兵役は学歴と身体レベルによって決まっていた。これにより、高校退学以下の学歴の場合、身体レベルと関係なく補充役とされていた。このうち、身体レベル1～3級の人は現役兵入営を希望すれば、現役服務することができた。

　しかし、来年からは身体が健康であれば学歴と関係なく、全て現役兵として入営することになった。

　兵務庁は「学歴廃止によって早期社会進出者のうち、技術・技能分野の従事者や技術資格証所持者は軍で必要とする技術兵などに入営または服務できるようになった」とし、「補充役服務による経歴断絶を解消し、技術熟練度と経歴向上を図れるようになった」と説明した。

　今回の改正は入れ墨事由の補充役廃止など兵役判定、身体検査などの検査規則の改正と公平性に合わせ、軍服務における学歴に対する差別も解消させるという意味を持つ。これには軍服務に適しているかどうかの判断に新しい認知能力検査が適用され、選別機能が強化されたことも要因として働いた。

　兵務庁関係者は「兵役判定検査で、学歴に関係なく身体レベルによって決まることで、これまでの学歴による兵役履行の公平性問題を解消できるだろう」と述べた。