15日米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、ACAPSは最近「人道的接近概要」報告書を発表し、人道的支援のための接近が難しい順に「極度に高い」、「非常に高い」、「高い」国の3つのレベルに分けた。このうち北朝鮮は「高い」国に分類された。
人道的支援の接近性制限が「極度に高い」国にはエリトリア、リビア、シリア、イエメンの4か国が分類された。「非常に高い」国にはアフガニスタン、バングラデシュ、カメルーン、コンゴ民主共和国など13か国が含まれた。
「高い」国に分類された国は、北朝鮮のほかアゼルバイジャン、ブルキナファソ、中央アフリカ共和国、チャド、コロンビアなど17か国だ。
細部項目で北朝鮮は人道的支援が必要だとの事実を認定していないという部分と、「サービスと支援に対する接近制限」、地形・気候・基盤施設など環境の「物理的制約」などで最も高い点数(3点)が付けられた。
「国内の移動制限」、「人道主義活動の妨害」などでは2点、「入国制限」は1点と評価された。
ACAPSは今回の報告書で、北朝鮮で人道的支援のための接近が制限され続けており、北朝鮮当局が旅行や人道主義活動を強力に統制していると指摘した。
特に、新型コロナウイルスの遮断のためにとられた措置が接近をより制限しているとし、北朝鮮の全ての国境が1月から封鎖され、国内的にも移動が厳格に制限されていると明らかにした。
また、8月と9月に北朝鮮に台風が3度上陸したことで、主要道路と鉄道、橋が破壊され、都市間の移動がより困難になり、住民らに対する人道的支援もより制限されたと指摘した。
さらに、北朝鮮に対する国際社会の制裁で人道主義物品の北朝鮮への搬入が制限され、人道主義活動のための資金調達も複雑になったと明らかにした。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 85