約10時間 フィリバスターを続けたのち、本会議場の壇上から降りてきた、韓国野党“国民の力”の太永浩 議員(画像提供:wowkorea)
約10時間 フィリバスターを続けたのち、本会議場の壇上から降りてきた、韓国野党“国民の力”の太永浩 議員(画像提供:wowkorea)
北朝鮮から韓国に亡命した韓国保守系野党“国民の力”のテ・ヨンホ(太永浩)議員は今日(14日)、約10時間 フィリバスター(filibuster・無制限討論を通じた、合法的 議事進行妨害)を続けたのち、本会議場の壇上から降りてきた。

テ議員は 前日の午後8時49分から、対北ビラ散布禁止法(南北関係発展に関する法律改定法)に対するフィリバスターに突入し、10時間2分経ったこの日の午前6時52分頃 発言を終えた。

テ議員はフィリバスターを終えるにあたり「これからは保守と革新が手を取り合って、朝鮮半島の統一のために進んでいく時だ」とし「『朝鮮半島統一は成し遂げることができる』として、今日のフィリバスターを終える」と語った。

テ議員は、対北ビラ散布禁止法について「これは 対北ビラ禁止法ではなく、北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長と手を組んで、北朝鮮の住民を永遠に奴隷とする法だ」として、反対の意思を訴えた。

テ議員の所属する“国民の力”は、対北ビラ散布禁止法が「金与正“命令”法」だとして、法案の通過に反対している。キム(金与正)第1副部長が去る6月 対北ビラ散布を批判する内容の談話を発表したことで、政府・与党があわてて立法に乗り出したという理由からである。

また 対北ビラ散布を禁止する行為が、表現の自由を禁止するという問題があり、北朝鮮住民の“知る権利”を侵害するとして、法案通過に反対している。

一方 与党“共に民主党”は、対北ビラ散布行為によって 北朝鮮との国境隣接地域に住んでいる韓国住民たちの安全が脅かされていることから、法で規制するべきだとして、法案の通過を推進している。

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