韓国外交「韓米同盟発展に努力」(画像提供:wowkorea)
韓国外交「韓米同盟発展に努力」(画像提供:wowkorea)

カン・キョンファ(康京和)外交部(日本の外務省に相当)長官が「バイデン政権との戦略的なコミュニケーションを強化し、韓米同盟の発展と朝鮮半島の平和プロセス進展のために積極的に努力していかなければならない」と強調した。

1日、外交部によると、カン長官は、前日の午後9時、外交部庁舎で行われたオンラインによる「2020年度在外公館長会議」の冒頭発言で周囲4カ国との協力外交を言及し、このように述べた。

カン長官は、韓米関係について「韓米の緊密なコミュニケーションをもとに新型コロナウイルス感染症の対応、朝鮮半島の平和プロセス進展をはじめ、新南方政策とインド・太平洋戦略間の連携協力など、韓米同盟の裾野を拡大させた」と評価した。

続いてバイデン政権に「互恵的経済同盟として韓米間の量子・多国間通商協力をさらに強化し、価値同盟として民主主義と平和、人権、国際連帯と多国間協力など共同価値を実現するために、米国とさらに緊密に協力していく」とし「特に当面の国際懸案である新型コロナウイルス克服と異常気象の危機対応において、韓米間のパートナーシップを強化していかなければならない」と述べた。

カン長官は、韓中関係については、「防疫協力を強化しながら、必要人材の入国手続きを簡素化する「迅速通路」を最初に導入するなど、必要な人的交流を維持するために努力した」と評価した。これに先週、王毅外交担当国務委員兼外交部長の訪韓を言及し「活発で高クオリティの交流を続け韓中戦略的協力パートナー関係がこれからも発展していくことができるよう緊密にコミュニケーションすべき」と付け加えた。

カン長官は、日本との関係については、「新内閣発足以来、日韓は、通話などによるクオリティの高い交流と外交チャンネルを通じたコミュニケーションを続けている」とし「過去の問題の解決と実質協力を分離して推進するツートラック基調を堅持し、日韓関係を改善するための努力を続けて積極的に展開していかなければならない」と述べた。

また「新北方政策の重要なパートナーであるロシアとは、来年に延長された国交30周年記念行事を通じて、両国の友好関係を強化していく」とした。

カン長官は公館長に朝鮮半島の平和プロセスの進展のための外交努力の強化も強調した。

カン長官は「現在、南北・米朝対話の膠着状態が続いており、北朝鮮は新型コロナにより国境を封鎖している状況」とし「しかし、過去3年間の成果をもとに、さらに大きな進展を迎えられるよう、外交的努力をおこない、私たち朝鮮半島政策に対する国際社会の支持と協力をもたらす必要がある」と述べた。

カン長官は加えて、△新型コロナ長期化に積極的に対応するシステムを維持・強化△外交の多角化のための努力△国益を促進する経済外交拡大△効果的な公共外交持続も外交政策の方向に提示した。

カン長官はこの日、「厳しい外交インフラ条件と新型コロナの状況下で公館員服務管理には万全を期することをお願いする」とし「私たち国民は国を代表する外務公務員に高いレベルの公職官と道徳性を期待している」と強調した。

続いて「外交部が国民の信頼と支持を得ることができるよう公館長の皆さんを含め、すべての従業員が各々警戒心を持って言動に注意することを改めて呼びかけている」とした。最近相次ぐ不正など規律の緩んだ事件を意味する発言とみられる。

カン長官は「今年は新型コロナにより特に厳しい年であった」とし「100件を超える公館職員感染事例があるなど、多くの公館が厳しい条件の下でも、国益の増進と国民の保護のために最善を尽くした」と評価した。

それとともに「新型コロナがもたらした外交環境の変化に合わせて、国民と一緒に私たちの外交の新たなガイドポストを作成するため、創造的で建設的なたくさんの議論がなされることを期待する」と付け加えた。

今回の在外公館長会議には、大使館・総領事館など186在外公館公館長がオンラインで参加した。在外公館長会議は、通常5日間の日程で、ソウルで開催されるが、今回は新型コロナの状況などを考慮し、非対面で三日間行われる。
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