北朝鮮の労働新聞、「治山治水は愛国心中の愛国心」…水害予防に死活(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の労働新聞、「治山治水は愛国心中の愛国心」…水害予防に死活(画像提供:wowkorea)
今年、甚大な水害を経験した北朝鮮が29日、治山治水事業の重要性を強調し、水害予防工事に努めることを奨励した。

労働党機関紙の労働新聞は「祖国、江山 愛国の足跡を刻もう」という見出し1面の正論で治山治水事業は、「国の繁栄と人民の幸福と直結した重大な事業」だと強調した。

新聞は特にヘチャン(檜倉)郡、ソンチョン(成川)郡、ウンサン(雲山)郡を治山治水事業の模範地域として紹介した。槍倉郡は山への植樹と管理が行き届いており、雲山郡と成川郡はあちこちに堤防を築き河川の整理をした。

その結果、今年の大雨と続く台風にも「驚くべきことに、この地域で僅かな被害にも遭わなかった」と新聞は伝えた。雲山郡は1日に1300mmの雨が降り成川郡も大雨にピリュ(沸流)江が何度も増水したが、「1軒の住宅も破壊されず、一坪の土地も失われていなかった」とする。

新聞は、治山治水は洪水被害を防ぎ、農業生産を増やし、人民の生命財産を守ることができるだけでなく、経済発展と人民の生活に必要な資源と原料も得ることができるとして「愛国心中の愛国心」と主張した。

また「人民の生命財産と土地を保護し、農業生産性を高めるためには党の治山治水政策を貫徹しなければならない」と強調した。

一方、北朝鮮はほぼ毎年繰り返される自然災害の被害を減らすために植樹と河川の整理など、国土管理事業に力を注いでいる。しかし、今年も豪雨と続く台風でかなりの水害が発生し、第8回党大会を控え予防事業の必要性が更に大きくなったものと思われる。
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