韓国”新興宗教”新天地・大邱教会の「開放」認めず＝裁判所、閉鎖命令停止申請を棄却

新型コロナウイルス1次流行の震源地として指摘され、9か月にわたり閉鎖中の新天地・テグ（大邱）教会の施設再開をめぐり、大邱市と新天地の法廷争いで、裁判所は新天地側の申請を棄却した。

　27日、大邱市と新天地・大邱教会などによると、大邱裁判所は前日（26日）新天地・大邱教会が大邱市を相手に起こした「施設閉鎖命令執行停止申請」について「棄却」判決を下した。

　これを前に、新天地・大邱教会は新型コロナウイルス防止のため大邱市がことし3月、教会と関連施設を強制閉鎖された。これに反発した新天地側は、大邱市を相手に施設閉鎖命令の無効確認行政訴訟と共に、施設閉鎖命令執行停止申請をおこなっていた。

　今回、裁判部は「施設閉鎖により申請人（新天地・大邱教会）において回復困難な損害が発生する懸念があり、その処分の効力を停止する緊急の必要性があると見るのは難しい」として、執行停止申請を棄却した。