北朝鮮の国営テレビ放送局“朝鮮中央TV”は、今月に入って5日と11日、24日の3回にわたって 新型コロナ関連の特集を放映している。
放送は24日「10月につづき11月に入って、より多くの国々と地域が悪性感染症の2次拡散に巻き込まれている」とし「感染者数と死者数が爆発的に増加し、世界的な保健危機状況が日ごと悪化している」として、各国の状況を伝えた。
その中でもスペイン、ポーランド、イタリアなどのヨーロッパと 米国、メキシコなど、拡散の勢いが深刻な国々の住民、医療陣、遺族とのインタビューを通じて、その深刻さを知らせた。
この放送は医療陣と病床の不足を指摘し、マスク着用をはじめとした防疫規定を積極的にとらなかったため このような状況が発生したと主張、今後 事態が一層悪化するだろうという憂慮の声も伝えた。
北朝鮮はこれら放送を通じて、防疫の重要性を改めて思い出させることで、その雰囲気を最大限 高めようとしているとみられる。
これら放送は、世界の新型コロナの再拡散の状況を詳細に伝えながらも、世界的に最も注目させている“ワクチン開発”については、何の言及もされていない。
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