「新型コロナの拡散で」…習主席の年内“訪韓”は「延期」の方向？

韓国では、新型コロナウイルス感染症の再拡散が深刻な状況となっている中、韓国政府が推進してきた習近平 中国国家主席の「年内訪韓」も、事実上 延期となるのではないかという見方が出てきている。

訪韓中の王毅 中国国務委員兼外相は今日（26日）カン・ギョンファ（康京和）韓国外相との会談を終えた後、記者たちに「（習主席の訪韓は）訪問の条件が整い次第、なされると信じる」と語った。

つづけて“訪問の条件”を問う取材陣の質問に「皆 マスクをつけているではないか」として、韓国で急激に拡散している新型コロナが、習主席の訪韓に“直結した問題”であることを示唆した。

当初 習主席の訪韓に関して、新型コロナの完全な終息でなくても、中韓の“密着”のために 年内の訪韓の可能性は高いものとみられていた。

しかし この日の基準で韓国の新規感染者が500人を越え600人に近づいているなど 状況が急激に悪化したことで、中韓双方の話し合いも事実上 訪韓を延期する方向に固まりつつあるものとみられる。