加徳島(右側)と釜山港新港=17日、釜山(聯合ニュース)
加徳島(右側)と釜山港新港=17日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国南東部・釜山沖の加徳島への新空港建設問題が注目されている釜山・蔚山・慶尚南道で、最大野党「国民の力」の支持率が上昇を続けていることが分かった。

 世論調査会社、リアルメーターが26日に発表した政党支持率によると、釜山・蔚山・慶尚南道で与党「共に民主党」の支持率は前週より0.4ポイント上昇した30.2%、国民の力は同2.2ポイント上がった34.2%だった。

 国民の力の支持率は11月第2週の調査では27.1%だったが、加徳島新空港建設を巡る議論が本格化してから7.1ポイント上昇した。同期間、共に民主党の支持率は29.7%から大きく変わらなかった。

 国務総理室傘下の金海新空港検証委員会は17日、釜山の金海国際空港を拡張する金海新空港の建設計画について「根本的な検討が必要」とする検証結果を発表し、金海新空港の建設計画は事実上白紙になった。発表を受け、共に民主党は加徳島への新空港建設を進める方針を表明。国民の力は執行部の反対を押し切って釜山地域の国会議員たちが加徳島新空港建設を推進するための特別法を提出した。

 一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週より0.7ポイント上昇した43.4%、不支持率は0.4ポイント下落した52.6%だった。


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