新型コロナにより「嗅覚がきかなくなる」という症状が、新型コロナ治療の“糸口”となる可能性があることが伝えられた(画像提供:wowkorea)
新型コロナにより「嗅覚がきかなくなる」という症状が、新型コロナ治療の“糸口”となる可能性があることが伝えられた(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症により「嗅覚がきかなくなる」という症状が、むしろ新型コロナ治療の“糸口”となる可能性があると、米国のウォールストリートジャーナル(WSJ)が24日(現地時間)報道した。

WSJによると、新型コロナに感染した患者たちは そのほとんどが1・2週間以内に嗅覚が元通りになるが、10%から20%ほどの患者は より長い期間 嗅覚がきかない状態を経て回復しても、今までのニオイとは異なって感じる場合があるという。

このような後遺症のため、新型コロナに感染した後 以前食べていたものが食べられなくなったという場合もある。

医師と科学者たちは、コロナウイルスがどのようにして「嗅覚の喪失」のような特定の神経学的な異常反応を起こさせるのかについて研究している。

米ハーバード大学と英国、ドイツの研究陣たちは動物実験をした結果、ウイルス感染により人体で炎症反応が起きると、鼻腔内の嗅覚感知を担当する支持細胞が損傷するという事実を発見した。

ハーバード大学の神経生物学者は「新型コロナの感染に関する炎症を管理することが、回復に重要な方法となり得ることを示唆している」とし「また ウイルス自体が脳に侵入しないという研究結果をも裏付けるものだ」と語った。

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