ソウルの「1人世帯」33.9%…うち62.8%は「今後も1人で暮らしたい」(画像提供:wowkorea)
ソウルの「1人世帯」33.9%…うち62.8%は「今後も1人で暮らしたい」(画像提供:wowkorea)
ソウルの380万世帯のうち33.9%は1人世帯であることがわかった。これらの62.8%は今後も1人で暮らすことを望み、1人世帯用の政策の需要がより増加するものとみられる。

25日ソウル市によると、昨年のソウルの1人世帯数は約130万世帯で、1980年の8万2000世帯に比べ約159倍増加した。世帯全体のうち1人世帯が占める割合は4.5%から33.9%に増加した。

ソウルの1人世帯の割合は1995年に12.9%、2005年に20.4%、2017年に31.0%を記録するなど、増加を続けている。総人口数が減少を始めた昨年も、2018年の32.0%に比べ1.9%増加した。

ソウル市は2038年まで1人世帯が増加し、世帯全体の1人世帯の割合は2047年まで増加を維持するものとみている。高齢化に伴う独居老人世帯の増加と、未婚・非婚などによる中高年層の1人世帯の増加が続くという理由からだ。

ソウル市が1人世帯の500人を対象にしたオンライン調査でも回答者の62.8%が「1人世帯を続けることを望む」と答えた。1人世帯で最も満足している点としては、「干渉を受けない独立した生活」(73.1%)、「自分自身のための投資・支出が可能」(31.1%)、「効率的な時間の活用」(30.3%)などを挙げた。

ただ、1人で暮らすソウル市民がより幸せだとみるのは難しいとの結果も出た。複数世帯と比べた1人世帯の幸福度は30代までは高かったが、40代以降からは低くなった。個人の経済状態の満足度、社会生活の満足度、健康状態の満足度は40代から、職業満足度は50代から大きく減少した。

幸福度が低い1人世帯が増えているという懸念も出ている。統計庁の資料によると、都市化の影響で青年世帯(20~39歳)がソウルに流入した1994年以前は1人世帯の70%が20~30代だったが、2015年以降からは40代以上が半数を超え、増加を続けている。

1人世帯の30.1%は「ソウルは1人世帯が暮らすのに適していない社会」だとの反応を示した。「1人世帯はさまざまな問題があり社会に適応できない人」との社会的偏見が存在すると答えた人の割合も35.9%だった。

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