北朝鮮、国連の改革を要求「平和的・自衛的活動も“脅威”と罵倒」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮、国連の改革を要求「平和的・自衛的活動も“脅威”と罵倒」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮のキム・ソン国連大使が国連安全保障理事会の不公正性を指摘し、改革の必要性を強調した。

 20日、北朝鮮外務省はホームページを通じて、キム・ソン国連大使が去る16日、国連総会会議で国連安保理の改革問題と関連してこのように演説したと伝えた。

 キム大使は「国連安全保障理事会は非民主主義的で公正性が甚だしく欠如した機構という汚名から抜け出せずにいる」とし、その例として「主権国家を反対する非法的な武力侵攻と空襲、それからもたらされる民間人虐殺行為は黙認されている反面、自主権守護のための正々堂々たる自衛的措置と、平和目的の宇宙開発活動までも国際平和に対する“脅威"と罵倒され、問題視されている」と主張した。

 これは北朝鮮の人工衛星発射を大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験として“脅威”とみなすことについて、自衛的軍事活動であり、平和的宇宙開発だという従来の主張を繰り返し主張したものとみられる。

 また、国連安保理の公正性と透明性を保障するためには「国連で多数を占める発展途上国が安保理の非常任理事国としてだけでなく常任理事国入りし、国際社会を均等に代表する声を出すことができるようにすべきだ」と提案した。

 ただし、国連安保理の常任理事国に「日本のような国は絶対に受け入れてはならない」と反対した。

 キム大使は「日本は、我が国をはじめとする多くのアジアの国を侵略し、太平洋戦争を挑発して人類に計り知れない不幸と苦痛を与えた戦犯国」とし、「このような国が国際平和と安全保障を基本使命とする国連安保理に、それも常任理事国として入ること自体が国連に対する愚弄であり冒涜だ」と主張。

 続いて「日本が国連安保理の常任理事国になれば、国際平和と安全保障に貢献するどころか、むしろ侵略と略奪で汚れた過去史を繰り返すことは火を見るより明らかであり、世界をもう一度の戦争に追い込む惨劇を招かないという保証もない」と付け加えた。


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