開会式の様子=19日、仁川(聯合ニュース)
開会式の様子=19日、仁川(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】国内外の海洋分野の専門家と企業関係者が一堂に会し、海洋産業の未来戦略を模索する「第1回仁川国際海洋フォーラム(IIOF 2020)」が19日に韓国・仁川の松島コンベンシアで開幕した。20日まで。首都圏の玄関口で、韓国第2の港湾都市である仁川で初めて開催される海洋分野の国際会議で、海洋水産部と仁川市が共催し、仁川港湾公社と国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースが共同主管する。  朴南春(パク・ナムチュン)仁川市長は開会式で「仁川港は北東アジアの中心となる国際貿易港であり、来るべき朝鮮半島平和の時代をリードする和合の出発地だ」とあいさつ。今回のフォーラムが海洋産業の繁栄と海洋生態系の保全へと進む第一歩となることを願うと述べた。 朴俊泳(パク・ジュニョン)海洋水産部次官は「1883年に開港した仁川港は、人口の半分が密集する首都圏の玄関口として長い間、韓国経済をけん引してきた」としながら「仁川国際海洋フォーラムも新たな時代と韓国海洋産業の明るい未来をリードし、首都圏を代表する国際フォーラムに発展することを期待する」と述べた。 2日間開催されるフォーラムには海洋分野の国内外の識者や専門家、企業関係者が出席し、海洋産業の最新技術やトレンドを共有するとともにビジネスネットワーク構築を図る。 開会式では朴市長と朴次官、チェ・ジュヌク仁川港湾公社社長、趙成富(チョ・ソンブ)聯合ニュース社長が「持続可能な海洋産業の振興に向けた仁川国際海洋フォーラム宣言」を採択。これら機関は、全世界の海洋都市と共生・協力し、海洋産業の振興をリードしていく官民学の協議体「オージャン・リーダーズ・ネットワーク」も創設した。 開幕基調講演を行った海運大手、HMM(旧現代商船)のペ在勲(ペ・ジェフン)社長は、「海運業界は新型コロナウイルス以降の物流量全体の下落に備えなければならない」とし、「物流量の下落は、瀬戸際に立たされた海運業界の変化を加速させるだろう」と予想した。  フォーラムは「ニューノーマル時代、海洋産業の新たな始まり」をテーマとし、五つの正規セッション(港湾・都市、新型コロナによる海洋・物流産業の変化、スマート海洋、海洋環境、海洋観光)と特別セッション(南北物流)で構成される。 この日の「海運・港湾・都市」セッションでは、仁川を中心に国内外の海洋都市間の共生・協力ネットワークを構築するため、「港湾と都市」「海運・港湾・水産産業の変化」という二つのテーマを扱った。 新型コロナの感染拡大を受けてオフラインとオンラインで同時開催される今回のフォーラムは、公式ホームページ(www.iiof2020.com/2020/)とユーチューブでライブ配信される。
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