日本政府「IHO総会で、『日本海』単独表記の報告書“暫定承認”」＝韓国報道

世界の海の名称の標準を決定する国際水路機構（IHO）総会で、「日本海」を単独表記するというIHO事務局長の報告書が暫定承認されたと、日本政府が今日（17日）伝えた。

朝日新聞によると、加藤勝信 官房長官はこの日午前の記者会見で、日本海単独表記の方針が盛り込まれた報告書の原案が採択されたと発表した。

朝日新聞は今回の総会で「韓国が“日本海”の地図・海図表記をめぐって“トンへ（東海）”を併記することなど主張している」と伝えた。

加藤長官は「国際的に確立された唯一の名称として日本海を使用してきている」とし「加盟国が総会の議事録を確認して、今月末ごろ確定する」、「日本政府がこの報告書を正式に採択することを期待している」と付け加えた。

16日から18日までTV会議で開かれているIHO総会で、各種の海図製作の指針となっている国際標準海図集である「大洋と海の境界（S 23）」を、新たなデジタル標準「S 130」に改定する案が暫定承認された。この改定が正式になされれば、これまで公式名称として使用されてきた「日本海」が消え、そのかわりに固有番号がつけられることになる。