韓国の李仁栄・統一部長官(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国の李仁栄・統一部長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は18日、米クリントン政権で米朝関係を融和ムードに転換させたペリー元国防長官とテレビ会議を行い、意見交換する。 同部当局者は「米大統領選で民主党のバイデン候補が当選したため、次期米政権と朝鮮半島非核化などを模索しなければならない」として、「この分野に経験がある人物と意見交換を行う場」と説明した。 ペリー氏は1999年に北朝鮮政策調整官を務め、「ペリー・プロセス」と呼ばれる対北朝鮮政策のロードマップ(行程表)を策定した。プロセスには北朝鮮のミサイル発射中止と米国の対北朝鮮制裁解除、北朝鮮の核・ミサイル開発中止、米朝・日朝関係正常化と朝鮮半島の平和体制構築の3段階に分けて進める案が盛り込まれた。 テレビ会議には同時期、韓国の金大中(キム・デジュン)政権で統一部次官を務めた丁世鉉(チョン・セヒョン)氏も出席する。 李氏は先月23日、統一部に対する国会の国政監査で、バイデン政権の対北朝鮮政策について、「クリントン第3期」になる可能性があると期待を表明。ペリー・プロセスに言及し、「これらの政策は合理性があり、注目すべきだ」と強調した。
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