兪氏は出演したラジオ番組で、候補から辞退する可能性が取り沙汰されていることに関し、「辞退は第1ラウンド、第2ラウンドで次の段階に進出する候補を決定するときに行うもので、第3ラウンドは最終候補を対象にコンセンサス(合意)を形成するプロセスだ」と述べて事実上、撤退を否定した。また、建設的な協議をするため、合意形成には予想よりも時間がかかるとの見方を示した。
当選の可能性を問われると、「主要国と協議しながらコンセンサス形成プロセスに加わる」と述べるにとどめた。
WTO事務局長選で、兪氏はナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相とともに最終候補に残ったが、加盟国を対象にした調査でオコンジョイウェアラ氏がより多くの支持を集めた。
これを受けてWTOはオコンジョイウェアラ氏を事務局長に選出しようとしたが、米国が反対を表明し、決着がついていない。
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