左のグラフは各年の10月のICT輸出額(青)と輸入額(赤)、右は各年の10月のICT分野の貿易収支(単位:億ドル、科学技術情報通信部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
左のグラフは各年の10月のICT輸出額(青)と輸入額(赤)、右は各年の10月のICT分野の貿易収支(単位:億ドル、科学技術情報通信部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の科学技術情報通信部は16日、10月の情報通信技術(ICT)分野の輸出額(速報値)は164億ドル(約1兆7150億円)で前年同月比6.0%増加したと発表した。増加は5か月連続。

 品目別にみると、半導体(10.1%増)、ディスプレー(10.6%増)、コンピューター・周辺機器(5.9%増)の輸出額が前年同月を上回った。一方、携帯電話(11.3%減)は低調だった。

 半導体はメモリー、システムLSI(大規模集積回路)などで全般的に輸出が伸び、ディスプレーは新型スマートフォンの発売で有機ELパネルや部品の輸出が増えた。コンピューター・周辺機器はソリッドステートドライブ(SSD)など補助記憶装置を中心に13か月連続で輸出が伸びた。

 携帯電話は新型コロナウイルスの感染再拡大の兆しが見えていることから需要が縮み、完成品、部品ともに輸出が減少した。

 国・地域別の輸出額は、中国向け(0.7%増)、ベトナム向け(28.2%増)、米国向け(8.8%増)、欧州連合(EU)向け(6.5%増)などが伸びた一方、日本向けは9.9%減となった。

 10月のICT輸入額は前年同月比9.2%増の102億2000万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は61億8000万ドルの黒字だった。


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